bc10
シリアルインターフェイス †
bc10のシリアルコンソールは、30ピンの拡張コネクタに配線されています。 PCなどを接続してシリアルコンソールを使うには インターフェイスアダプタを製作する必要があります。
作成例1 †
部品表 †
※参考価格・参考URLは、調査時点のものです。送料等については、含まれていません。
その他、ワイヤ(配線材 φ0.26mm程度の単線を推奨)、ユニバーサルボード
コネクタ †
- J1 iPod用コネクタ 30pin
- J2 EIA-574コネクタ (メス)
- ストレートケーブルで接続 (Null modem接続仕様)
- J3 PIN HEADER(10pin)
- BeagleBoard (IBM PCマザーボード) と同等。 PC用の変換コネクタが使用可能。使用しない場合は、実装しなくてもよい。
製作 †
- J1 コネクタの GND(1,2,11,15,16,29,30番ピンのいずれか), 3.3V(18番ピン), Tx(12ピン), Rx(13番ピン) にワイヤを半田付けする
- 回路図に従い、MAX3232、セラミックコンデンサ、J2をユニバーサルボードに実装する
- ユニバーサル基板に J1 のワイヤを接続する
- 動作確認について
- EIA-574コネクタは Null modem仕様になっています。ストレートの RS-232C(9ピン)を接続してください。
- PC側のターミナルソフトウェアは 速度: 115200bps, データ長: 8bit, パリティ: None, ハードウェアフロー: None で通信してください。
外観例 †
作成例2 †
材料 †
※参考価格・参考URLは、調査時点のものです。送料等については、含まれていません。
製作 †
- 40ピンx2列のピンヘッダを 折って 15ピンx2列を 2個製作する
- ipodインターフェイス基板に 15ピンx2列に加工した ピンヘッダを半田付けする。bc10への装着方向を確認し、半田付けする面に注意する
- ユニバーサルボード上に 回路図に従って RS232Cインターフェイスを実装する。
- ipod 30pin (J1)の部分は、加工した 15ピンx2列のピンヘッダに置き換える。
- あとでipodインターフェイス基板とリボンケーブルで接続することを考慮し、ピン番号を間違えないようにする。
- PIN HEADER 10p (J2) は BeagleBoard用のシリアル通信ケーブルを利用するときに実装する。利用しないときは不要。
- J3 メス側を使う。配線はクロス配線(Null modem)配線になる。PC用のシリアルポートとストレートケーブルで接続できる。
- J3にオス側を使うときは、2番と 3番を入れ替える。PCと接続するときは、クロスケーブルを使用する。
- 30芯のリボンケーブルの両端に 30ピンのコネクタを圧着する。ピン番号、コネクタの向きに注意する。
- ipodインターフェイス基板と RS232Cインターフェイスを実装したユニバーサル基板を接続して完成。
- 30pinコネクタによる接続は、必要な4本だけに省略しても動作します。 GNDは 任意の1本だけでも大丈夫です。
その他 †
MAX3232は、多くの半導体メーカーから互換品がリリースされています。これらを利用することも可能です。
EIA-574のコネクタは、基板用でなく、ケーブル用を使うこともできます。お使いのPC環境などにあわせて工夫してください。
EIA-574とは DSub-9pinタイプのシリアル通信の規格の名称です。
by ryuchi