bc10
はじめに †
Open Source Gadget: bc10は、テキサス・インスツルメンツ社製のOMAP3530を搭載したオープン・ソース・ガジェットです。
BeagleBoardの互換機ですから、オープンソース版のAndroid 2.2_1.1 (Froyo) や Angstrom (OpenEmbedded Linux) などの
OSに対応しています。bc10は、6軸モーションセンサや、GPSレシーバを実装し、5Mピクセルのカメラモジュールを標準装備します。
また、本体左右の拡張基板コネクタを活用して、ユーザー独自で設計した拡張ボード(拡張基板)を接続することで様々な用途に
対応できます。
ハードウェア仕様の詳細についてはこちらをご覧ください。
bc10をお使いになる前に、以下、確認事項や注意事項をよくお読み下さい。また、メーリングリストへの登録をお願いいたします。
梱包物の確認 †
箱の中に、以下の4点が含まれているかをご確認下さい。
| 名称 | 数量 |
1 | メインボード | 1 |
2 | 有機EL | 1 |
3 | CMOS カメラモジュール | 1 |
4 | 拡張ボード(メインボードの電源回路接続用電源ケーブル付き) | 1 |
- SDカード、ACアダプタ、シリアルケーブル、JTAGケーブルは梱包物に含まれておりません。各自でご用意ください。
- bc10 は、現在、SDカードからブート可能です。設計上、マイクロSDからの起動はできません。ご注意ください。
NAND Flashからのブートは別の記事にて公開いたします。
メーリングリストに登録 †
bc10に関する質問は、ユーザー間の技術情報の共有の目的のため、Googleグループの「bc9-dev」のメーリングリストを通じて原則公開で
対応しています。質問を投稿していただければ、エンジニアが質問にお答えします。メーリングリストへの参加は承認制ですので、ご質問の前に
予め「bc9-dev」への登録が必要です。登録の際には、googleアカウントが必要となります。
OS のインストール方法 †
BC::labsの手順に従ってブートイメージを作成していただくか、プレビルドされたイメージファイルをダウンロードしてから起動用のSDカードを
作成していただきます。
- Android 2.2_1.1 (Froyo)
- OpenEmbedded Linux (Angstrom)
注意事項 †
- 付属の拡張ボードには、予め、メインボードの電源回路に接続する電源用ケーブルが付いています。ケーブルを傷めますと、様々な問題の原因となります。
メインボードに繋げる時は、取扱に十分ご注意ください。
- bc10本体、メインボードへの電源供給は、付属の拡張ボードのUSB mini B 経由で行います。bc10は、5V、1A以上の USB mini B 端子のACアダプタに
対応しています。バッテリー接続の場合は、SANYO eneloop mobile booster (KBC-L2AS)での作動を確認しております。
- SDカードは含まれていません。各自で用意していただきます。なお、Android などの OSのインストール方法は、上記の「OS のインストール方法」、または、
BC::labsを参照して下さい。
- bc10は、SDカードから起動します。設計上、マイクロSDからブートしません。
- その他のよくある質問は、bc10/FAQ にまとめてあります。
その他 †
ご質問やご不明な点がありましたら、メーリングリスト「bc9-dev」までお願いします。
更新記録 †
2010/10/04 初稿掲載