USB-Serial変換モジュール †
USBとRS-232C(9ピン) を変換するモジュールを試作しました。USB-Serial変換チップには、FTDI社製の FT232RL を採用しています。
Windows 7では標準でサポートされているため、USBケーブルを接続すると、自動的にインストールて、すぐに使用できるようになります。
Windows XPなどでは、FTDI社のページからダウンロードすることができます。
- Windows 7 のデバイスマネージャでの認識例
COMポートの番号は、環境によって異なります。この例では COM18 として認識されています。
このUSB-Serial変換モジュールは、USBとRS-232Cまたは TTLレベル(3.3Vまたは 1.8V)のシリアル通信の変換に利用できます。
使い方 †
RS232-C端子にシリアル通信デバイスを接続する場合 †
- J1 端子の 13-14間 または 15-16間のいずれか一方をジャンパで接続します。
- P1 USBコネクタ(MiniB)にUSBケーブルを経由して PC等に接続します。USBから電源が供給されると D1 のLEDが点灯します
- P2 RS-232C(9ピン) コネクタにシリアル通信デバイスを接続します
なお、J1の 1〜8番端子をモニタすると、通信の様子を確認することができます。
TTLレベルのシリアル通信デバイスを接続する場合 †
- P1 USBコネクタ(MiniB)にUSBケーブルを経由して PC等に接続します。USBから電源が供給されると D1 のLEDが点灯します
- J1 端子に必要なラインを接続します。利用しないラインは開放のままにします。
- J1 端子の 13-14間 または 15-16間のいずれか一方を利用する電圧にあわせてジャンパで接続します。
J1端子は、ワンボード・マイコンなどのTTLレベルのシリアル端子へ接続するための端子 (1番〜9番)、
および電圧選択用のジャンパ(13番〜16番)が配置されています。なお、11番および12番は空き端子になります。
ピン配置は 9ピンのRS-232C (EIA-574)と同一になります。シリアル信号の電圧レベルは ターゲットのワンボード・マイコン等に
あわせてジャンパピンで 3.3Vまたは1.8Vのいずれかを選択します。(Arduinoなどは 5Vのラインのため接続できません。)
電圧の選択は、13-14間を接続すると 3.3V, 15-16間を接続すると 1.8Vになります。
1 | CDC |
2 | RXD |
3 | TXD |
4 | DTR |
5 | GND |
6 | DSR |
7 | RTS |
8 | CTS |
9 | RI |
10 | GND |
11 | NC |
12 | NC |
13 | 3.3V出力 |
14 | IO電源入力 |
15 | 1.8V出力 |
16 | IO電源入力 |
J1 端子のピン配置