シリアルコンソール †verdex proには 3つのシリアルポートがあります。FFUART, STUART, BTUARTというような名前が付けられています。 このうち、U-bootでは、FFUARTがシリアルコンソールに割り当てられており、Linuxカーネルも FFUARTが シリアルコンソールに割り当てられています。従って、FFUARTに RS-232Cで通信可能な端末を接続すれば、 シリアルコンソールが利用できるようになります。 verdex proの60pin拡張コネクタに配線されている FFUARTは 3.3V TTLレベルであり、RS-232Cの信号レベルとは
互換性がありません。そのため、3.3V TTLレベルと RS-232Cレベルの間で相互に電圧変換を行う必要があります。
この変換を行うICがいくつかのICメーカーから発売されています。 bc9では マキシム社製の MAX3232 という
チップを利用しています。互換のある他社製でも使えますが、(現在は 少なくなりましたが)古い製品の中には
3.3V TTLレベルに対応できないチップもあるので、代替品を使うときは、注意が必要です。 bc9のベースボードでは RS-232Cレベル変換 の方法でレベル変換をして シリアルポートに出力しています。 |