BC-ANT-SERIAL 使用例-その1 †BC-ANT-SERIAL を使ったサンプル その1です。 サンプル その1では BC-ANT-SERIALを使った電子オルゴールの送信ユニットを組み立てます。 このサンプル その1は、CPUに NXP社さんの LPC1114FN28/102 (28ピンのDIP品) を利用したものです。 下記の回路図は、最低限度 接続するネットにのみ、配線したものです。CPUへは 電源、SWDおよび BC-ANT-SERIALの配線のみ行ったものです。このうち RTS は 28番ピン (CTS) に接続されていますが、ハードウェアフローでなく ソフトウェアからPIOを通じて制御することもできますので、他のピンに移動させることもできます。なお、移動した場合はハードウェアフローは使えなくなりますから、ソフトウェアで代用することが必要となります。(X-ON/OFFを使う ソフトウェアフローとは異なりますので注意してください。RTSの状態を ソフトウェアで読み込み、ソフトウェアで送信のタイミングを調整することになります) 回路図: MAKER-2012-0001A.pdf このままでは、BC-ANT-SERIAL と通信できても、ユーザとのやりとりが見えませんので、LEDとプッシュボタンをそれぞれ 4個追加したものが、下記の回路図です。これで、ANTでプッシュボタンの状態を送信したり、ANTで受信した情報を LEDでモニタしたりすることができるようになります。 回路図: MAKER-2012-0002A.pdf 使用部品一覧
LED、抵抗、コンデンサ、スイッチ、ピンヘッダ、CPUなどは 秋葉原等で購入できます。 通信販売を利用するときは、秋月電子通商さん、千石電子さん、マルツさんなどの通信販売でそろえることができると思います。 実際に、組み立てるときの注意事項については、回路図にも記載しましたが、この回路図に対する補足説明を記述します。 C3は、電源ラインが不安定な場合に、追加します。だいたい 1〜10uF程度のタンタルコンデンサが良いでしょう。 一部を除き極性があります。 コンデンサの+端子を Vdd 側に -端子を GND側に接続します。 LEDは、出力ポートに 0 を書き込むと点灯し、 1 を書き込むと消灯します。実装するLEDのタイプによって、R1 〜 R4 に使う
抵抗の値を調整する必要があります。 プッシュスイッチは CPU内蔵のプルアップ抵抗を有効にしながら、GNDに接続します。スイッチを離している状態では 1 が読み込まれ、
押している状態では 0 が読み込まれます。 この回路の LEDおよび SWの動作テストを行うプログラムは、下記のものになります。 簡単な確認プログラム: sample1-1_main.c 開発環境には LPCXpresso IDE を利用しました。(Version: LPCXpresso v4.3.0) LPC-Link等を使わずに、単独で、電源を供給する場合は、2〜3.3Vの電源を J1 の 1番ピンに +極を、 8番ピンに -極を接続します。 サンプルプログラム †(サンプルプログラムについては、後日追加します) 2012.11.09 初版: サンプル回路図掲載等 |