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チップ部品(抵抗やコンデンサ)

チップ部品のテープにスペックを書いておく
テープリールから切り取られた、テープには、そのパーツのスペックが 書かれていません。そのままにしておくと テープに収められているチップのスペックがわからなくなってしまいます。 そこで、最初にマジック等でスペックを書き込んでおきます。あとで他のテープと混ざってしまっても区別することができます。 また、1608タイプのチップコンデンサや 誤差が1%クラスのチップには、チップそのものにも値の表示がありませんので、 テープから取り出すときは、他のチップと混ざらないように注意しなければなりません。
tape.jpg
テープにスペックを書き込んだ例。他のパーツと区別するために必要なスペック情報をマジック等で書く。

部品を小分けにする場合

密閉できる小袋に入れ、ラベルを付ける
チップ部品などをさらに小分けにする場合、密閉できる小袋に入れ、付箋紙などで部品の 詳細を書き、一緒に袋に入れて保管するとよいでしょう。密閉できないと、袋から出てしまう可能性があります。場合によっては、 部品のスペックがわからなくなってしまいます。スペックを書いた付箋紙等を一緒にいれておくことで中の部品のスペックを 容易に確認できるようになります。
small_bag.jpg
密閉可能な小袋に入れ、ラベルを貼付した例。他に付箋紙に区別するための必要な情報を書き込み、袋に入れておく方法も有効と考える。 なお、可能なら袋の中のテープにもスペックを書き込むと良い。

値の補助単位

補助単位読み倍率その他
Gギガ10^9
Mメガ10^6メグ と呼ぶこともある
Kキロ10^3
mミリ10^-3
μマイクロ10^-6CADなどで μの替わりに u を使うこともある
nナノ10^-9日本ではコンデンサに用いることが少ないが、米国などでは一般的に使われる
pピコ10^-12

抵抗やコンデンサの値の表示

3桁または 4桁の数字で値を表現することが多い。最下位の桁は 倍率を表し、上位の桁は有効数字をあらわす。
例:

  • E24系列以下の場合
    • 100Ω → 10 x 10^1 となり 2桁の有効数字(10) x 倍率(10^1 => 10) つまり 10 x 10 => 100Ωをあらわす。
    • 同様に 1kΩは 10 x 10^2 なので 102 となり、4.7kΩは 47 x 10^2 => 472 であり、100kΩは 10 x 10^4 になるので 104 となる。

E24系列では 誤差が 5%なので 有効数字は 2桁、E96系列(誤差2%)や E192系列(誤差1%)では 有効数字が3桁になるが、基本的な表現の方法は同じ。 抵抗のカラーコードは 各桁の値を対応する色に置き換えているだけ。

なお、コンデンサの場合は pF が基準になる。
例:

  • E24系列以下の場合
    • 100pF → 10x 10^1 なので 101、 0.1μF => 100,000pF → 10 x 10^4 なので 104
    • 4.7μF => 4,700,000pF なので 47 x 10^5 なので 475
    • つまり 値は pF にしてから 表現されていると考えると、覚えやすい

by ryuchi

添付ファイル: filesmall_bag.jpg 1162件 [詳細] filetape.jpg 1147件 [詳細]

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Last-modified: 2009-04-10 (金) 22:49:33 (5485d)