[[ANT]] *BC-ANT-SERIAL 取扱説明書 [#vcf17f9e] RIGHT:03版 2012/11/22 発行 RIGHT:04版 2012/11/26 発行 本書は、BC-ANT-SERIALの取扱について記載したものです。 ''注意''~ 本書は、初代のBC-ANT-SERIALの取扱について記載したものです。このモジュールは、旧型であり現在Amazon.co.jpで販売しておりません。後継機で現在販売中のBC-ANT-SERIALに関する情報は、[[こちら:http://labs.beatcraft.com/ja/index.php?ANT%2FBC-ANT-SERIAL%20%C0%E2%CC%C0%BD%F1]]のページをご覧下さい。 ** 1.概要 [#nee8f01e] BC-ANT-SERIAL(以下本モジュールと記す)は、2.4GHz帯高度化小電力データ通信システムに該当する無線通信モジュールです。2.4GHz帯を使用したデータ通信ネットワークを構築することができます。~ なお、電波法で定められた技術基準に適合していることが証明されております。証明番号は、モジュールの表面に貼付されております。この証明番号のシールを剥がしたり、他に貼り換えたものは無効です。また、アンテナや高周波回路を変更したものは、技術基準の適合証明が無効になります。 &ref(DSCF7364.JPG,,25%); ** 2.ホストCPU側との接続方法 [#k28754ee] 本モジュールはTTL (1.9〜3.6V シングルエンド)レベル のRS-232Cインターフェイスを利用できる組込み向けマイクロコンピュータ等や RS-232Cインターフェイスを利用可能なPCでサポートされています。その他のシステムで利用される場合は、ご相談ください。 *** 2.1 TTL(シングルエンド)のマイコンと接続方法 [#m6ec05c5] 本モジュールの J2端子(20ピン) に接続ケーブル等を用いて接続します。接続端子のピン配置については 下記の表を参照してください。 |項目|最小|標準|最大|単位| |電源電圧(VDD)|1.9|3.0|3.6|V| |Hレベル入力電圧| 0.7 x VDD||VDD|V| |Lレベル入力電圧|VSS(GND)||0.3 x VDD|V| |Hレベル出力電圧|VDD - 0.3||VDD|V| |Lレベル出力電圧|VSS(GND)|| 0.3|V| J2 ピンアサイン表 |No|信号名 |No|信号名| |1 |RESET |2 |GND | |3 |BR2 |4 |GND | |5 |SLEEP |6 |GND | |7 |BR1 |8 |GND | |9 |BR3 |10|GND | |11|SUSPEND|12|GND | |13|RXD |14|NC | |15|TXD |16|NC | |17|RTS |18|NC | |19|VDD |20|GND | シリアル通信は、8bit長、パリティなし、ストップビット長 1bit、ハードウェアフローありで通信します。通信速度は、BR1, BR2, BR3 の 各ピンを用いて設定します。通信速度は 下記の表を参照してください。 |BR3|BR2|BR1|速度 | | 0| 0| 0| 4800| | 0| 1| 0|19200| | 0| 0| 1|38400| | 0| 1| 1|50000| | 1| 0| 0| 1200| | 1| 1| 0| 2400| | 1| 0| 1| 9600| | 1| 1| 1|57600| 注) 57600bpsの場合、内蔵チップの処理が追いつかず、コマンドを取りこぼすことがあります。19200bpsまたはそれ以下の速度での利用をおすすめします。 &ref(ANT1.jpg,,25%);~ &ref(DSCF7365.JPG,,25%);~ 接続ケーブルを自作した例 *** 2.2 RS232-Cでの接続方法 [#k0cb972a] RS-232Cインターフェイスを利用する場合は、下図に示す、ボード上の R18, R19, R20 の各パターンに 1608サイズのジャンパ抵抗を実装します。~ &ref(ANT2.jpg,,25%);~ また J2の端子を下表の通りに設定してください。 J2 ピンアサイン表 |No |信号名 |ジャンパ | |1-2|RESET | なし | |3-4|BR2 |(下表参照)| |5-6|SLEEP | あり | |7-8|BR1 |(下表参照)| |9-10|BR3 |(下表参照)| |11-12|SUSPEND| なし | |13-14|RXD | なし | |15-16|TXD | なし | |17-18|RTS | なし | |19-20|VDD |19: 3.3V, 20:GND| 19番端子と 20番端子は 外部電源に接続します。外部電源の電圧は 3.0〜3.3Vです。 19番端子に +極、20番端子に -極を接続してください。 シリアル通信は、8bit長、パリティなし、ストップビット長 1bit、ハードウェアフローありで通信します。通信速度は、BR1, BR2, BR3 の 各ピンにジャンパあり/なしで設定します。通信速度は 下記の表を参照してください。 |BR3(9-10)|BR2(3-4)|BR1(7-8)|速度 | | あり| あり| あり | 4800| | あり| なし| あり |19200| | あり| あり| なし |38400| | あり| なし| なし |50000| | なし| あり| あり | 1200| | なし| なし| あり | 2400| | なし| あり| なし | 9600| | なし| なし| なし |57600| 注) 57600bpsの場合、内蔵チップの処理が追いつかず、コマンドを取りこぼすことがあります。19200bpsまたはそれ以下の速度での利用をおすすめします。 &ref(ANT1.jpg,,25%); パソコン等のRS-232C端子(9ピン)とは 市販のケーブル(ストレートタイプ)で接続してください。 ** 3. その他注意事項 [#ne8d52ae] - 本モジュールは、無線技術適合基準に適合している証明を取得しています。 - 本モジュールは、本書に記載された内容以外の改造することができません。 - 本モジュールが異常に発熱したり、正しく動作しない場合は 直ちに使用を中止してください。その後、修理・点検を依頼してください。 - 本モジュールの取扱方法についての詳細は、下のリンクの「説明書」をご覧ください。 - 説明書 &ref(ANT-003-0001A-説明書.pdf); - 回路図 &ref(BC-ANT-SERIAL_sch.pdf); - 部品配置図 &ref(BC-ANT-SERIAL_parts.pdf); - 部品一覧 &ref(partslist.xls); 以 上