bc10のメインボード、有機ELなどを筐体に組み込む手順は、大まかに以下の通りです。
メインボード(左下写真)に標準の拡張ボード(右下写真)を接続します。
拡張ボードの写真左側の拡張ボードを「電源コネクタ付拡張ボード」、右側の黄色い拡張ボードを「キーパット対応ブレイクアウト付拡張ボード」と呼びます。いずれもbc10に標準装備です。オプションで販売する「ブレイクアウト付き拡張ボード」は、キーパットに対応していません。
まず、メインボードの基板面左側に電源コネクタ付属拡張ボードを接続します。
電源コネクタ付属拡張ボードにメインボードへの給電用のケーブルが刺さっていることを確認します。
刺さっていなければ、コネクタの向きを確認し下記の写真のように挿して下さい。
(ケーブルの色は写真のものと異なることがあります)
電源コネクタ付属拡張ボードの供給用ケーブルをメインボードのコネクタ形状に合わせて挿し込みます。
(ケーブルの取り扱い、コネクタの接続は、丁寧にお願い致します。接続ケーブル、コネクタが傷つきますと様々な障害の原因となります。)
メインボードと電源コネクタ付属拡張ボードのコネクタ部分を接続します。
キーパット対応ブレイクアウト付拡張ボードも同様に接続します。
カメラモジュールを正面から見ると下図のようになります。
反面の下部のコネクタ部分をメインボードのコネクタ部分に挿し込みます。レンズを指で直接触りますと、指紋などでレンズに汚れが付着することがあります。
下の写真の様に、筐体の上部を手前にして置きます。
フレキが手前にくる様に、有機ELを置きます。
筐体内側の支柱に沿って置くように有機ELをはめ込みます。
バネは、有機ELを支える出っ張りが、有機EL側にくる向きではめ込みます。
押さえも同様にはめ込みます。押さえの端は、ポールにはとめて下さい。
次キーパットを取り付けます。キーパットには上下はありません。
メインボードのコネクタを開いて、有機ELのコネクタをまっすぐ水平に差し込みます。
この際差し込みがゆるい、まっすぐ水平でない場合起動時に画面が点灯しないことがあります。
有機ELのフレキの取り付け口のラッチは、少し固いかもしれません。注意して扱って下さい。
フレキは奥までしっかり差し込んで下さい。
メインボードを支柱内にそってはめ込みます。
以下のように有機ELの押さえがずれることがありますので、その際は上の写真のように直してからメインボードをはめ込んでください。
メインボードを軽く押さえるようにして、タップねじを垂直方向に締めます。
筐体本体にはねじ切りはありません。タップねじでねじ切りを作成しながら固定していますので斜めなどに力が加わると筐体をいためることがあります。また、余分な力でタップねじを締めるとねじ切りが緩くなり固定できなくなることがあります。
メインボードの固定が完了したら一度シリアル接続などでお使いのSDカードのAndroidや他のOSがbootできるかを確認します。
先に底ブタを締めてしまうと異常があった際に再度ねじ切りをすることになりますので、この時点で一度、必ず動作確認してください。
上記の確認完了後底ブタを取り付けて固定します。
軽く振った際にふたの緩みがなく音がならないくらいが目安になります。
この作業でもタップねじを使用します、ねじ切りの際に斜めなどに力を加えると筐体をいためることがあります。
また、余分な力でタップねじを締めるとねじ切りが緩くなり固定できなくなることがあります。
以上で完成です。
表面
裏面
2011/02/10 初校掲載
2011/02/14 文言修正、追加