USB HUB機能を内蔵したEthernetアダプタモジュールを試作しました。 USB-HUB&Etherチップには SMSC社製の LAN9514を採用しています。 USB HUB機能は、USBケーブルで接続するだけで利用できます。 Ethernetは、10/100Base-TXをサポートしています。 Windows 用のドライバは SMSC社のページからダウンロードして使うことが出来ます。
今回の試作版では、LANコネクタ部分の配線に誤りがありました。写真は、修正作業を行い、動作確認したものです。回路図は、修正内容を反映したものになっています。
USB規格 | USB 2.0 / 1.1 | |
アップストリームポート | 1 | USB Mini-Bコネクタ |
ダウンストリームポート | 5 | 内 1つは Ethernetアダプタ固定 |
Ethernetポート | 1 | USB接続, 10/100Base-TX |
今後、デバッグ用の配線、部品を外した版を別途作成予定です。作成できましたら、情報を更新する予定です。
USB-HUB&Ethernetモジュールをbc10で使用するためにbc10kernelにLAN9514用ドライバを組み込みます。
必要なドライバはEthernet機能のみです。USB-HUB機能にはドライバは必要ありません。
ドライバーはkernel config の以下の場所にあります。
Device Drivers ---> [*] Network device support ---> --- Network device support USB Network Adapters ---> <*> SMSC LAN95XX based USB 2.0 10/100 ethernet devices
以下の例はbc10(OpenEmbedded Linux)にEthernet,USBキーボード,USB-diskを接続した例です。
見辛いですが、USBキーボードを使用しifconfig コマンドとdf -h コマンドを実行した結果です。
Ethernetはデバイス名usb0で認識されています。また8GBのUSB-diskも/dev/sdaデバイスとして
認識されています。