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* カラーTFT液晶パネル [#dd07984c]

&ref(CIMG1219.JPG);~

この液晶は、gumstix社のサイトから購入することができます。データシートも 下記のURLからたどることができます。

[[http://gumstix.com/store/catalog/product_info.php?products_id=195:http://gumstix.com/store/catalog/product_info.php?products_id=195]]


主なスペック
|表示サイズ|95 x 53.9 |
|表示タイプ|TFT アクティブマトリックス|
|表示ピクセル| 480 x 272 x 24bitRGB |
|外形サイズ| 105.5 x 67.2 x 3.9 (mm)|
|バックライト| 10連 白色LED|

gumstix verdex proに搭載されているPXA270では 最大18bitカラー (RGB=6:6:6bit) 約25万6千色まで表示することが
可能です。しかし、androidでは、16bitカラー(RGB=5:6:5bit) をサポートしているので、bc9でも 16bitカラー表示
で接続しています。従って bc9での表示色数は 約6万5千色までとなっています。

この液晶パネルは、10個の白色発光ダイオード(以下 LEDと記す)直列に配列したものをバックライトとして採用しています。
バックライトが点灯しないと、表示内容を実質的に見えなくなります。従って、まず、バックライトを確実に点灯させることが、
必要になります。~
バックライトは、それだけで独立しており、表示制御回路とは関係なく、点灯・消灯が可能です。
点灯方法の基本は LEDの点灯方法と変わりません。~
内部で 10個のLEDが直接になっていますので、1個あたりの電圧降下の 約10倍の電圧で電流が流れ、発光します。
白色LEDの場合は 約3〜3.7V程度ありますので、30〜37V程度の電圧で良いことになります。また、電流は、データ
シートから 最大20mA以内に抑えなければなりません。通常は半分程度の 10mA程度にします。bc9では、10mAに
設定していますが、充分な明るさで発光しています。~
LEDの明るさを調整するときは、実効電流の大きさで調整することが出来ます。比較的多く使われる方法は矩形波の
duty比を変更して、明るさを調整します。bc9では、明るさを調整する機能は、搭載していませんので、
常に一定の明るさで表示しています。

バックライトの点灯の実験をするときは、電流に注意してください。必ず電流制限用の抵抗が必要になります。
電流を流し過ぎると、LEDが損傷し点灯しなくなってしまいます。バックライトは交換することができません
ので、液晶パネルそのものが使えなくなります。

バックライトが点灯すると、赤い矢印で示した部分より、バックライトの光がわずかに漏れて見えます。
少し暗めにした場所で、バックライト電源のon/offを試すことにより、バックライト点灯の状態を確認する
ことができます。~
&ref(DSCF2056.JPG);

bc9のベースボードでは [[LC3466:http://www.linear-tech.co.jp/pc/productDetail.jsp?navId=H0,C1,C1003,C1094,C1766,P2455]]
を使って 約10mAの定電流で点灯させています。開放時の電圧は約40Vありますので、
素手でバックライトの電源部には触らないように注意してください。~

**タッチスクリーン [#y4bc7dfd]
このカラー液晶の表面には、アナログ抵抗膜式のタッチスクリーンがついています。~
bc9のベースボードでは、タッチスクリーンのセンサとして TSC2003を搭載しています。gumstix社の consoleLCD16-vx
でも使用されています。CPUとは i2c インターフェイスで接続されています。

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RIGHT:ryuchi

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