[[Synthesijer]] ~
[[DE0-Nano/Synthesijer]] ~
#contents
* DE0-Nano/Synthesijer_Samples_Serial1 [#ndd7a7f0]
[[DE0-Nano/Synthesijer]]で作成した環境上で synthesijer_samples の ~
serial_echo を DE0-Nano 上で動作させるまでの手順について記載します。 ~
~
serial_echo のサンプルには EchoTest(入力文字をそのまま返すサンプル)と ~
ToUpper(大文字で返すサンプル)があります。 ~
ここではToUpper(大文字にするサンプル)について記載します。 ~
~
DE0-Nano には serial port がありませんので GPIO PIN に TX、RX を割り当てます。 ~
またその GPIO PIN に接続するため今回は FTDI CHIP 社製の FT232H を搭載した ~
USB to UART ケーブル C232HD-DDHSP-0 を使用しています。 ~
http://www.ftdichip.com/Support/Documents/DataSheets/Cables/DS_C232HD_UART_CABLE.PDF ~
~
シリアル接続は Windows 上 Teraterm で確認しています。~
(C232HD-DDHSP-0 のドライバインストール、Teraterm のインストールについては省略します) ~
- ソースファイルの修正 ~
serial_echo の以下のソースファイルを修正します。~
注:これは DE0-Nano 用ですので、他の FPGA で同様の修正で動作するかは未確認です。 ~
~
対象の FPGA は DE0-Nano ですので、Makefile を以下のように修正します。~
$ vi Makefile
VERILOG_SOURCES = $(SOURCES:.java=.v)
all: hdl
# all: hdl exstick microboard
hdl: $(SOURCES)
ToUpper.java の sys_clk を 50MHz に設定します。 ~
$ vi ToUpper.java
public class ToUpper{
private final RS232C_RX_Wrapper rx = new RS232C_RX_Wrapper("sys_clk", "50000000", "rate", "9600");
//private final RS232C_RX_Wrapper rx = new RS232C_RX_Wrapper("sys_clk", "100000000", "rate", "9600");
private final RS232C_TX_Wrapper tx = new RS232C_TX_Wrapper("sys_clk", "50000000", "rate", "9600");
//private final RS232C_TX_Wrapper tx = new RS232C_TX_Wrapper("sys_clk", "100000000", "rate", "9600");
public void run(){
修正完了後、make を実行します。 ~
$ make
上記までと同様にDE0-Nano System Builder でプロジェクトファイルを作成します。~
Synthesijer の ToUpper に合わせてプロジェクト名は ToUpper にします。 ~
~
作成したプロジェクトを Ubuntu に移動します。 ~
その際プロジェクトファイル内にある ToUpper.v はリネームしておきます。~
serial_echoサンプルの clk_div.vhd、rs232c_rx.vhd、rs232c_tx.vhd とビルドした ToUpper.vhdを ~
同じディレクトリにコピーします。 ~
~
Ubuntu 上で ToUpper.qsf をビルドした ToUpper.vhd にあわせて以下のように編集します。~
今回はGPIO[32] を RX、GPIO[33] を TX として割り当てています。 ~
$ vi ToUpper.qsf
#============================================================
# CLOCK
#============================================================
set_location_assignment PIN_R8 -to clk
set_instance_assignment -name IO_STANDARD "3.3-V LVTTL" -to clk
# set_location_assignment PIN_R8 -to CLOCK_50
# set_instance_assignment -name IO_STANDARD "3.3-V LVTTL" -to CLOCK_50
...<略>
set_location_assignment PIN_D12 -to rx_din
set_instance_assignment -name IO_STANDARD "3.3-V LVTTL" -to rx_din
set_location_assignment PIN_B12 -to tx_dout
set_instance_assignment -name IO_STANDARD "3.3-V LVTTL" -to tx_dout
#set_location_assignment PIN_D12 -to GPIO[32]
#set_instance_assignment -name IO_STANDARD "3.3-V LVTTL" -to GPIO[32]
#set_location_assignment PIN_B12 -to GPIO[33]
#set_instance_assignment -name IO_STANDARD "3.3-V LVTTL" -to GPIO[33]
#============================================================
# End of pin assignments by Terasic System Builder
#============================================================
set_location_assignment PIN_A11 -to reset
set_instance_assignment -name IO_STANDARD 2.5V -to reset
set_global_assignment -name VHDL_FILE clk_div.vhd
set_global_assignment -name VHDL_FILE rs232c_rx.vhd
set_global_assignment -name VHDL_FILE rs232c_tx.vhd
set_global_assignment -name VHDL_FILE ToUpper.vhd
set_global_assignment -name STRATIX_DEVICE_IO_STANDARD "2.5 V"
また、DE0-Nano 上の GPIO[32] に C232HD-DDHSP-0 の TXD にあたるオレンジの端子を ~
GPIO[33] に RXD にあたる黄色の端子を接続します。 GND にあたる黒色の端子は ~
12番(GPIO[07] と GPIO[09] の間)の端子に接続します。~
注:GND への接続に関する記述の追記と画像の変更を行いました。~
またC232HD-DDHSP-0 の USB 端子は PC に接続した状態で操作してください。~
#ref(serial2.png,,60%); ~
後は quickstart と同様に Quartus を起動し Complication の実行、Pin Planner で PIN 配置の確認を ~
行い Programmer からイメージを DE0-Nano に流し込みます。 ~
~
動作確認のため C232HD-DDHSP-0 を接続した Windows 上で Teraterm を起動し対象の COM Port を ~
開き ボーレート 9600 になっていることを確認し a〜z までの文字列をタイプした際、TeraTerm 上で ~
大文字になって表示されることを確認します。 ~
#ref(toupper.png,,80%); ~
以上で serial_echo 内 ToUpper の動作確認は完了です。 ~
* 更新履歴 [#v7622a91]
2014/09/05 シリアル接続写真の差換えと文言の修正 ~
2014/09/04 構成変更のため本ページへ移動 ~
2014/09/02 初稿掲載 ~
RIGHT:syariten