[[labs.beatcraft.com]]~ [[BC-USB-Kit]]~ #Contents * BC-USB-Kit get started [#b595e8ad] BC-USB-Kit にビルドしたファームウェアを書き込んで USB デバイスとして動作させるまでの手順です。~ BC-USB-Kit を使ってご自身の USB デバイスを作成される際には~ 同様の手順で書き込みを行っていただく必要があります。~ **必要になるもの [#h20a6c47] この手順を実行するためには以下のものが必要です。~ -BC-USB-Kit~ Kit の書き込み/debug用端子はスルーホールになっていますので、[[ピンヘッダ:http://labs.beatcraft.com/ja/index.php?BC-USB-Kit%2F%A5%D4%A5%F3%A5%D8%A5%C3%A5%C0%BE%F0%CA%F3]]を半田付けしてください。~ &ref(001.png,,20%); &ref(001_Pk.png,,30%);~ -[[MPLAB ICD 3:http://www.microchip.com/Developmenttools/ProductDetails.aspx?PartNO=DV164035]] や [[MPLAB PICkit 3:http://www.microchip.com/Developmenttools/ProductDetails.aspx?PartNO=PG164130]] など PIC マイコンへの書き込みの出来る In-Circuit Debugger~ 本文書内では PICkit3 を使用します。 -ファームウェア~ 動作確認用ファームウェアのソースコード #ref(USB Device - CDC - Sensor.zip) を用意しています。 -[[MPLAB X ICD:http://www.microchip.com/pagehandler/en-us/family/mplabx/]] -[[MPLAB XC Compilers:http://www.microchip.com/pagehandler/en-us/devtools/mplabxc/home.html]] 16bit版(XC16)~ 本文書内では Windows へインストールして作業を実行しています。~ MacOS X や Linux を使用する場合は適宜同じ意味の作業を実行してください。 **ファームウェアのビルド [#ffd73708] +ダウンロードしたファームウェアのソースコードアーカイブ USB Device - CDC - Sensor.zip を展開します。~ &ref(003_firmware.png,,50%);~ ~ +MPLAB X IDE を起動します。~ &ref(004_X_IDE_launch.png,,50%); &ref(005_X_IDE.png,,20%);~ ~ +X IDE のメニューから File → Open Project... を選択し、~ &ref(006_X_IDE_open.png,,20%);~ 展開したソースコードアーカイブのフォルダ階層を辿って~ USB Device - CDC - Sensor\src\aps\usb\device\cdc_i2c\firmware\USB Device - CDC - Sensor.X を開きます。~ &ref(007_X_IDE_open.png,,20%); &ref(008_X_IDE_open.png,,40%); &ref(009_X_IDE_open.png,,40%);~ ~ +プロジェクトを開いたら、X IDE の Start Page は閉じ、~ &ref(010_X_IDE.png,,20%); &ref(011_X_IDE.png,,20%);~ X IDE のメニューから Run → Set Project Configuration → Customize... を選択します。~ &ref(012_X_IDE_conf.png,,20%);~ Project Properties のウィンドウが開きますので、使用する Hardware Tool と Compiler Toolchain を設定します。~ ここでは PICkit3 と XC16(v1.24) に設定しています。~ &ref(013_X_IDE_pp.png,,20%); &ref(014_X_IDE_pp.png,,30%);~ ~ +設定を反映させたら PICkit3 の Power の設定を選択し、~ Power target circuit from PICkit3 のチェックボックスにチェックを入れ設定を反映します。~ &ref(015_X_IDE.png,,20%); &ref(016_X_IDE.png,,30%); &ref(017_X_IDE.png,,30%);~ ~ +事前に必要な設定が完了したら、X IDE のメインウィンドウのメニューにある Build Project のアイコンをクリックしてビルドを実行します。~ &ref(018_X_IDE_build.png,,30%);~ Output ペインの USB Device - CDC - Sensor タブにビルドの実行ログが表示され、ファームウェアのビルドが完了します。~ &ref(019_X_IDE_build.png,,20%);~ ~ ファームウェアは USB Device - CDC - Sensor\src\apps\usb\device\cdc_i2c\firmware\USB Device - CDC - Sensor.X\dist\bc_usbkit_pic24f\production にビルドされている USB_Device_-_CDC_-_Sensor.X.production.hex です。~ ~ -書き込みがうまくいかない場合は、PICkit3 の USB ケーブルを一旦 PC から抜いて再度接続、~ X IDE メインウィドウ左側ペインの USB_Device_-_CDC_-_Sensor - Dashboard タブを表示して~ Reflesh Debug Tool Status のアイコンをクリックします。~ &ref(027_X_IDE.png,,30%);~ PICkit3 の STATUS 表示 LED が緑に発光していれば正常に認識されています。~ これでもうまくいかない場合はピンヘッダーの半田付けの状態を確認してください。~ ~ **ファームウェアの書き込み [#pe11e373] +ファームウェアのビルドが完了したら、X IDE のメインウィンドウのメニューにある Run project のアイコンをクリックします。~ &ref(020_X_IDE_rp.png,,30%);~ PICkit3 によってファームウェアが BC-USB-Kit に書き込まれます。~ 書き込み(Program Device)の最中には PICkit3 の status 表示 LED が緑から赤の点滅状態に変化し、正常に書き込みが完了すると緑色に戻ります。~ また、書き込みの状況は X IDE メインウィンドウ Output ペインの PICkit3 タブに表示されます。~ &ref(021_X_IDE_rp.png,,20%);~ Programming... Programming/Verify complete が表示されたら正常に書き込みが完了しています。~ ~ なお、X IDE メインウィンドウのメニューにある Make and Program Device のアイコンをクリックすると、~ 上記のファームウェアのビルドから書き込みまでが一括して行われます。~ &ref(022_X_IDE_mp.png,,30%);~ ~ -書き込みがうまくいかない場合は、PICkit3 の USB ケーブルを一旦 PC から抜いて再度接続、~ X IDE メインウィドウ左側ペインの USB_Device_-_CDC_-_Sensor - Dashboard タブを表示して~ Reflesh Debug Tool Status のアイコンをクリックします。~ &ref(027_X_IDE.png,,30%);~ PICkit3 の STATUS 表示 LED が緑に発光していれば正常に認識されています。~ これでもうまくいかない場合はピンヘッダーの半田付けの状態を確認してください。~ ~ **動作確認 [#d5dee7a0] +ファームウェアの書き込みが完了した BC-USB-Kit を PC の USBポートに挿すと、~ ドライバーのインストールが行われ USB serial port(COM *) として認識されます。~ &ref(023_driver.png,,30%); &ref(024_driver.png,,30%);~ ~ +認識されたCOMポートを Baudレート9600 でTeraTerm などで開くと、数値が出力され続けます。~ &ref(025_teraterm.png,,40%); &ref(026_teraterm.png,,40%);~ ~ 出力内容は BC-USB-Kit 上の温度・湿度センサーが読み取った値で、毎秒ごとの~ 温度×10:湿度×10(改行コード)~ の繰り返しになっています。~ ~ * 更新履歴 [#ac047cf1] 2015/03/17 初稿掲載 ~ 2015/03/20 ピンヘッダ情報へのリンク追加 2015/04/01 一部構成修正 RIGHT:Satoshi OTSUKA