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ANT-SERIAL 説明書

 本品は、発売予定、開発中の製品です。仕様は変更になる場合があります。

1.概要

ANT-SERIAL モジュールは、NORDIC社製 第二世代 ANTチップを搭載した通信モジュールです。 組込み用マイコンなどのホストとの通信は シングルエンド、非同期シリアルにて制御されます。

2.仕様

3. ホストインターフェイス

ホスト側マイクロコンピュータとのインターフェイスは 非同期シリアル通信のみサポートしています。 本モジュールでは同期モードはサポートしません。

RST, SUP, SLP の各ラインは、ANTチップの動作を制限し、消費電力を抑えるために使用します。
BR1, BR2, BR3 の各ラインは、非同期通信の速度設定用に使用します。

RST, SUP SLP の各パッドは チップ抵抗 1608用のパッドと同じサイズになっています。 このパッドに必要な信号線を半田付けして配線してください。 各ラインの機能については下記の通りです。

|BR1| BR2| BR3||

0004800
00138400
01019200
01150000
1001200
1019600
1102400
11157400

0: 0Ω抵抗を実装
1: 未実装

使い方

(1) RST, SUP, SLP を使わない場合

ピンヘッダをJ1 に実装します。 ピン配置は、ホストインターフェイスを参照してください。

ANTモジュール側からハードウェア フロー制御用として RTSが出力されています。 ハードウェアフロー制御付無手順シリアル通信になります。 つまり、マイコン側は RTSを監視し、 ANTモジュールがBUSYの場合は、コマンドを送信しないようにする必要があります。 ハードウェアフローを使用しない場合は GPIOポート経由などで コマンドを送信する前にRTS信号が L であることを確認してから送信するようにプログラムすることで代用することができます。 または コマンドを送信するまえに 50μsec 以上の待ちを行ってから、送信することもできます。 なお、ANTモジュール側は CTSの入力がありませんので、ハードウェアフローを利用する場合でも、 マイコン側は 常にANTモジュール側からのレスポンスを受信できなければなりません。

(2) RST, SUP, SLP を利用する場合

TX,RX,RTSの各通信用ラインの使い方は (1) の場合と同じです。 これに加えて、RST (リセット)、 SUP(サスペンド)、SLP(スリープ) の各ラインを使用し、不要なときに動作を停止させたり、 強制的にリセットすることが可能になります。これらの制御線を使用することにより、 確実にリセットしたり、消費電力を抑えることが可能になります。

ANTの通信については、 http://www.thisisant.com/ を参照してください。 サンプルプログラムについては http://labs.beatcraft.com/ でも適宜 UPDATEしながら公開します。

2012.09.20.
BeatCraft, Inc.


BC::labsへの質問は、bc9-dev @ googlegroups.com までお願い致します。
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