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BC-USB-Kit

BC-USB-Kit get started

BC-USB-Kit にビルドしたファームウェアを書き込んで USB デバイスとして動作させるまでの手順です。
BC-USB-Kit を使ってご自身の USB デバイスを作成される際には
同様の手順で書き込みを行っていただく必要があります。

必要になるもの

この手順を実行するためには以下のものが必要です。

ファームウェアのビルド

  1. ダウンロードしたファームウェアのソースコードアーカイブ USB Device - CDC - Sensor.zip を展開します。
    003_firmware.png

  2. MPLAB X IDE を起動します。
    004_X_IDE_launch.png 005_X_IDE.png

  3. X IDE のメニューから File → Open Project... を選択し、
    006_X_IDE_open.png
    展開したソースコードアーカイブのフォルダ階層を辿って
    USB Device - CDC - Sensor\src\aps\usb\device\cdc_i2c\firmware\USB Device - CDC - Sensor.X を開きます。
    007_X_IDE_open.png 008_X_IDE_open.png 009_X_IDE_open.png

  4. プロジェクトを開いたら、X IDE の Start Page は閉じ、
    010_X_IDE.png 011_X_IDE.png
    X IDE のメニューから Run → Set Project Configuration → Customize... を選択します。
    012_X_IDE_conf.png
    Project Properties のウィンドウが開きますので、使用する Hardware Tool と Compiler Toolchain を設定します。
    ここでは PICkit3 と XC16(v1.24) に設定しています。
    013_X_IDE_pp.png 014_X_IDE_pp.png

  5. 設定を反映させたら PICkit3 の Power の設定を選択し、
    Power target circuit from PICkit3 のチェックボックスにチェックを入れ設定を反映します。
    015_X_IDE.png 016_X_IDE.png 017_X_IDE.png

  6. 事前に必要な設定が完了したら、X IDE のメインウィンドウのメニューにある Build Project のアイコンをクリックしてビルドを実行します。
    018_X_IDE_build.png
    Output ペインの USB Device - CDC - Sensor タブにビルドの実行ログが表示され、ファームウェアのビルドが完了します。
    019_X_IDE_build.png

    ファームウェアは USB Device - CDC - Sensor\src\apps\usb\device\cdc_i2c\firmware\USB Device - CDC - Sensor.X\dist\bc_usbkit_pic24f\production にビルドされている USB_Device_-_CDC_-_Sensor.X.production.hex です。

ファームウェアの書き込み

  1. ファームウェアのビルドが完了したら、X IDE のメインウィンドウのメニューにある Run project のアイコンをクリックします。
    020_X_IDE_rp.png
    PICkit3 によってファームウェアが BC-USB-Kit に書き込まれます。
    書き込み(Program Device)の最中には PICkit3 の status 表示 LED が緑から赤の点滅状態に変化し、正常に書き込みが完了すると緑色に戻ります。
    また、書き込みの状況は X IDE メインウィンドウ Output ペインの PICkit3 タブに表示されます。
    021_X_IDE_rp.png
    Programming...
    Programming/Verify complete
    が表示されたら正常に書き込みが完了しています。

    なお、X IDE メインウィンドウのメニューにある Make and Program Device のアイコンをクリックすると、
    上記のファームウェアのビルドから書き込みまでが一括して行われます。
    022_X_IDE_mp.png

動作確認

  1. ファームウェアの書き込みが完了した BC-USB-Kit を PC の USBポートに挿すと、
    ドライバーのインストールが行われ USB serial port(COM *) として認識されます。
    023_driver.png 024_driver.png

  2. 認識されたCOMポートを Baudレート9600 でTeraTerm などで開くと、数値が出力され続けます。
    025_teraterm.png 026_teraterm.png

    出力内容は BC-USB-Kit 上の温度・湿度センサーが読み取った値で、毎秒ごとの
    温度×10:湿度×10(改行コード)
    の繰り返しになっています。


BC::labsへの質問は、bc9-dev @ googlegroups.com までお願い致します。
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