Software/Virtual Platform

Install Virtual Platform on Ubuntu 8.04

  1. 入手
    • Virtual Platform 無償評価プログラムのページの"Download NOW"をクリック
    • ライセンス条件に同意しダウンロードに必要な基本情報を submit form で送信すると、ダウンロード先の記載されたメールが送信されてきます。
    • 記載のURLからファイルをダウンロードします。
      ダウンロードできるファイルは以下
      ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free-1.04-Linux-x86-Install
      ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-QuadCore-Free-1.04-Linux-x86-Install
      ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-Addon-Vanilla-SW.tgz
      CoWareVP-Quick-Reference-Guide.pdf
      CoWareVP-User-Guide.pdf
      最初の二つはそれぞれシングルコア/クアッドコアversionのVirtual Platformのインストーラーです。
      (ここでのコア数は動作させるホストPCのCPUコアのことではなく、シミュレーター上に搭載されている ARM CPU のコア数です。)
      Addon は Virtual Platform に読み込んで起動させることのできる linux 環境のソースと toolchain です。
      インストーラーのどちらかだけを入手すれば Virtual Platform を動作させることができますが、
      Addon があるとシミュレーター上で動作している linux の動作ポイントに対応したソースコードの表示やデバッグを行うことができます。
      あとの pdf は説明書です。
  2. インストール
    ここではシングルコアを例にします。
    $ chmod a+x ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free-1.04-Linux-x86-Install
    $ ./ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free-1.04-Linux-x86-Install
    実行するとGUIでライセンス同意確認のダイアログが表示されます。
    同意するとインストール先を選択するダイアログが表示されます。
    (デフォルトはインストーラー実行 user の home ディレクトリ下の ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free-1.04 になります。)
    例として beat user で default で実行した場合以下のようにインストールされます。
    $ ls -al /home/beat/ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free-1.04/
    -rw-r--r--   1 beat beat   68879 2009-05-28 19:39 ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-QuickReference.pdf
    -rw-r--r--   1 beat beat 1980010 2009-05-28 19:39 ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-UserGuide.pdf
    -rw-r--r--   1 beat beat    4622 2009-05-28 19:39 README.txt
    drwxr-xr-x   2 beat beat    4096 2009-06-15 14:22 bin
    drwxr-xr-x   3 beat beat    4096 2009-06-15 14:22 common
    drwxr-xr-x   3 beat beat    4096 2009-06-15 14:22 docs
    drwxr-xr-x   4 beat beat    4096 2009-06-15 14:22 gnu
    drwxr-xr-x   6 beat beat    4096 2009-06-15 14:22 other
    -rw-r--r--   1 beat beat      63 2009-05-28 19:41 setup.csh
    -rw-r--r--   1 beat beat      71 2009-05-28 19:41 setup.sh
    drwxr-xr-x   3 beat beat    4096 2009-06-15 15:08 simulation
    drwxr-xr-x   4 beat beat    4096 2009-06-15 14:22 skins
    -rwxr-xr-x   1 beat beat 1183819 2009-06-15 14:23 uninstall
    -rw-r--r--   1 beat beat     571 2009-05-28 19:41 vpmconfig
    drwxr-xr-x   9 beat beat    4096 2009-06-15 14:23 vpviewer
  3. ライセンス設定
    Virtual Platform の実行には同梱のライセンスが必要です。
    インストーラーの最後に表示される Readme にあるように、Macrovison FLEXnet によるライセンス認証が正しく行われるよう、
    other/license/versatilepb_arm9.lic のライセンスファイルの3行目 Vendor の行を書き換えます。
    (実際は書き換えを行わなくても正常に動作しますが、ライセンスサーバの動きを理解するため一度は書き換えて実行してみて下さい。)
    diff -u versatilepb_arm9.lic.orig versatilepb_arm9.lic
    --- versatilepb_arm9.lic.orig	2009-06-15 14:43:35.000000000 +0900
    +++ versatilepb_arm9.lic	2009-06-15 14:44:00.000000000 +0900
    @@ -1,6 +1,6 @@
     ##### Virtual Platform Promotion: ARM9 -LIC-60009-00-v2007.1 #####
     SERVER this_host ANY 
    -VENDOR cowared COWAREHOME/license/cowared
    +VENDOR cowared /home/beat/ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free/bin/cowared 
     USE_SERVER
     INCREMENT ARM9_PROMOTION cowared 2007.1 01-aug-2009 1 \
         VENDOR_STRING="Issued by CoWare, Inc. For Evaluation use Only" \
    正しくライセンスサーバーが動作するか確認します。
    source setup.sh でインストールした実行ファイルへの PATH が通るようにしてから
    $ lmgrd -c /home/beat/ARM926EJS-CoWareVP-VersatilePB-SingleCore-Free/other/license/versatilepb_arm9.lic
    を実行してみると、ライセンスサーバー自体は正しく実行され実行ステータスが表示されて background 処理に移りプロンプトが帰ってきますが、
    ステータス内に以下のようなエラーが出ます。
    21:33:43 (lmgrd) Can't make directory /usr/tmp/.flexlm, errno: 2(No such file or directory)
    ですので、一般ユーザが書き込める権限で /usr/tmp ディレクトリを作成しておきます。
    ライセンスの状況は lmutil lmstat で確認できます。
    確認できたら lmutil lmdown で一旦ライセンスサーバーを停止します。
  4. 実行
    Virtual Platform は skins/ ディレクトリにある各シミュレーションの実行に tcsh を必要としますが、
    Ubuntu には default で tcsh がインストールされていませんので、実行前に以下のコマンドで tcsh をインストールします。
    $ sudo apt-get install tcsh
    完了したら、
    vpm &
    で vpm (Virtual Platform Manager) を起動し、Android か Vanilla(linux) を選択し、
    緑の三角 Start simulation ボタンでシミュレーションを開始します。
    自動的に再度ライセンスサーバーが実行され、vpa (Virtual Platform Analyzer) が起動し、
    linux kernel がシミュレーターに読み込まれ、準備が完了すると Terminal エミュレーションと LCD エミュレーションの Window が開きます。
    ここで vpa の緑の三角 Continue the simulation ボタンを押すと linux kernel の起動プロセスが進行し、
    最初に選択した Android あるいは Vanilla(linux) が起動します。

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Last-modified: 2009-06-16 (火) 11:57:15 (5425d)