その他
工具 †
半田鏝 †
プリント基板に電子部品やリード線などを取り付けたり、取り外したりするときに使います。半田を溶かすために、
こて先は、高温になります。火傷や火災の原因にならないように、必ず専用のスタンドを用います。
耐熱容器や灰皿、空き缶などを半田鏝スタンドの代わりに使うと危険です。
- 半田鏝が安定せず、滑り落ちることがあり、火傷や怪我の原因になりかねません。
- 材質によっては、半田鏝の熱によりテーブルなどに損傷がでる場合があります。
- 状況によっては半田鏝に熱がこもってしまい、火災の原因になりかねません。
半田鏝の主な種類 †
- 電気式
- 電気を熱源に使用するタイプ。電熱式では、温度制御が比較的容易であるため、温度制御付もある。電源には、
AC100Vを使うものがほとんどだが、乾電池等で使えるものもある。
- ニクロム線ヒーター式
- 現在では、大容量型の半田鏝に使われる。安価ではあるが、小容量のものでも鏝先の絶縁抵抗が低く、
ICなどの素子を破壊する危険もあるため、電子工作では使用を避けたほうが良い。
- セラミックヒーター式
- 小容量向け。ニクロム線式に比べ 小電力でも熱容量が大きく、絶縁抵抗が高いため、電子工作で多く使われている。
- ガス式
- 液化ガスを燃焼させて熱源に使用するタイプ。屋外などの AC電源がない環境で使われることが多い。
室内で使うときは、換気に注意が必要。また、電気式半田鏝用スタンドでは、熱がこもって危険な状態になる場合があるので、
ガス式半田鏝に対応したスタンドを使用する必要がある。
電子工作では、セラミックヒーター式の 20〜40W程度がよく使われる。熱容量はニクロム線ヒーター式に換算して
行われる場合がほとんど。温度制御機能のないものは、長時間の通電による過熱による半田付け不良になる
可能性があるので、初心者の方には温度制御機能のあるタイプが良いと考える。なお、温度制御機能のあるタイプは、
半田コテの熱容量が大きいが、制御回路によって適切な温度管理が行われるため、80〜100W程度の半田鏝でも問題はない。
安全めがね †
透明なアクリル製のめがねです。写真のものは 大きく作られていて、一般的なめがねをかけたままでも使用することができます。
安いものでよいので、目を保護するために、必ず着用します。近くで見学する人も同様です。
また、大きな傷が付いたり、割れが生じたものは、危険です。使用しないで、新しいものに交換してください。
100円ショップで安く売られているものもあります。
by ryuchi